「俺もだ。お前のことが愛しくて仕方がない。愛しても、愛しても、まだ足りないくらいだ」 「ん……」 「愛してる、汐莉」 首筋に埋まる、熱い吐息。 冷たい金具みたいな感触……。 ん? 金具……? あたしは不思議に思い、目を開ける。 「ふっ、気付いたか」 慎也はあたしの鎖骨をなぞった。