『千彩希が俺に色目を使って誘惑した』

そんなはずあるわけがない。
俺が千彩希に恋をしたのだから…



こんな根も葉もない噂流されるなんてな……

それだけで済むのなら俺たちはあんなことにはならなかったかも知れない。

また数日たった頃。

『千彩希がイジメを受けている』

って噂を聞いた。

俺はすぐに気がついた。
俺と付き合ってるからだって―――――


きっと千彩希は泣きながら俺のところに来るだろう。