「………う゛。」 「う、上様!」 上様が持っていた箸が、 床に落ちた時には、 皆が上様の異変に気がついた。 「上様!?」 お津江は横に倒れそうな上様を 急いで支えた。 「す、直ぐに医師を呼ぶのじゃ!!」 「は、はい!」 お津江は顔色の悪い 上様を見て言葉が出なかった。 「な、何故このような………」