それから何週間も経って冬休みに入った。

私はグダグダな生活。

外にもあまり出ないで寝てばっかり。

課題は・・・・そこそこね。

ピンポーン

チャイムがなった。

「もー誰!」

私は玄関のドアを開けた。

ガチャ。

「こんにちは。琴音」

「ち・・・知紗・・・」

私の目の前にはメイクばっちりの知紗がいた。

その隣にはもちろん、瞬。

「・・・・」

私は無言でドアを閉めた。

ばったん。

ピンポーン

またドアを開けた。

そして閉めたと思ったら瞬が足を出した。

「・・・なによ・・・見せつけなくてもラブラブなのはわかるわよ」

私はむすっとした声で言った。

「知紗がどうしてもお前と映画行きたいってうるさくてよ。」

「行きませーん。帰ってくださーい。」

私はそう言った。

「ね?琴音、そんなこと言わないで一緒に映画、見よ?」

「ヤダ。」

「お願い!久しぶりに幼馴染3人でみようよぉ!」

“よぉ!”ってあんたはとんだぶりっこだわ・・。

「行かないって言ってるでしょ!?私をもう巻き込まないで!」

私はそう言ってドアを閉めた。

ホントは行きたかったけど・・・。

でも怖いからやめとこ・・・。