アツの家から駅までの道のり。



何度道行く人にジロジロ見られただろう・・・



さっきのプロポーズの言葉がリピートして、自然と顔が緩む。



私。アツと結婚します!!奥さんになっちゃいます!!



どんな結婚式にしようかなぁ・・・色々調べなくちゃなぁ・・・



子供の名前はどうしよう・・・



現実に近い妄想がこんなにも楽しいなんて。







この時私はまわりが見えてなかった。



改札抜けて、ホームで電車を待って・・・



電車に乗り込むのも無意識で。







だから・・・彼の視線に気付く事もなかった。