学生時代、妙にやさぐれてて尖ってた和司は

久しぶりに会って、すっかり丸くなっていた。


何かというと奥さんを自慢し、

2歳になる娘を自慢して帰っていった。


38歳。確実にその年齢を重ねて、

人としての生き方を学んできたのだ。



もし音々に会うのが運命だって言うんなら、

俺の人生はそのために今までが存在したのかって思うと、

俺の散々な過去も。


なんだか捨てたもんじゃないって思えてきた。




過去か…


俺のかこかっこいい!

あ、これ良くね?