結婚しました!

「八起さま?どうしたんですか?」


俺に抱きしめられながら、困ったような声を出す。


「嫌か?」


「嫌じゃありません。嬉しいです。」


「音々。」


「はい。」


「俺がいるから。」


「はい。」


「他に何もなくてもいいか?俺だけどいいか?」


「いいに決まってます。


 あの日、助けていただいたのが

 八起さまで良かった。


 大好きです八起さま。」


俺は更にギュッと腕に力を入れて

音々を抱きしめた。


柔らかくて壊れてしまいそうで

甘い香りがした。