えらく興奮して、嬉しそうな音々

ふっ

なんだよ言えよ

こんなことも話せないのは、

俺が言わせない雰囲気作ってたのか?


「音々!」


「はい」


「今夜からチャレンジするぞ!」


「え?///」


「何赤くなってんだ、

 半端な気持ちじゃできるものもできない、

 覚悟しろよ!」


「お、お手柔らかにお願いします。」


音々の小さな手が、

遠慮がちに俺の親指をキュッと握った。



その手をギュッと掴み直して指を絡めた。


「了解!」


と言って笑った。