俺の仕事は、他の人とは違う。 休めばそれだけ自分の首を絞めることになる。 特許や、規格に関する管理、取引上のトラブルの対処など、 法律関係に関わるものだ。 三日分の仕事をこなすのはちょっと無理だが、 時間的に急を要するもの以外は後回しにした。 「よし、これでだいたい大丈夫だろう。」 「終わりですか?」 「ああ、杉くん。君も残業だったんだ?」 「はい。それと、ちょっと野村さんと話がしたくて。」