音々が朝食を用意している間に、

俺はネットで調べた場所へ電話した。


「はい、では一室予約お願いします。」

当日予約は難しいところだったが、

キャンセルが入ったらしく、簡単に予約が取れた。


「なんですか?」

こたつに食器を並べながら、

首をかしげる音々。


「今日何日だか知ってるか?」


「え、ええと12月23日ですかね?」


「明日は?」


「12月24日、あ、クリスマスイブです。」

「そう、正解。今日はイブイブだ。

 俺からのプレゼントをやろうかと。」

「私にですか?」


「う~ん、音々と俺にかな?」

「はあ二人にですか?」