結婚しました!

「あ、ああそうか。」

差し出さされた左の薬指にするりと嵌めた。

「少し大きかったか?」

「いいえ、いいえ!ぴったりです。

 八起さん、私とっても嬉しいです。

 幸せです。」


馬鹿、俺だって超幸せだよ。


いつの間にか音々が俺を呼ぶとき

「様」でなく「さん」を付けるようになった。


少しだけ俺に音々のほうから近づいてきたそんな感じだ。


一日も早く一緒になりたい。

どんどん膨らむ独占欲は、

とどまることを知らない。

人を好きになって身を滅ぼす人間の気持ちが

わかるような気がする。