天国のマシュに会いたい

そして、もっと不思議なのは、ソーラー式であるので、曇りの日や雨の日は点灯しない筈である。

もちろん、もとから正常に作動していた方のは曇りの日や雨の日は点らなかった。

ところが、もともと壊れているので点灯しないのだと考えられていた方のは、曇りや雨の日でも点灯したり、点滅したりして点っているのであった。

私は朝と夕方のマシュへのお祈りを続けていたが、一月に私の病気の診察を受けに行った時に、お祈りは一日に一度にしたらどうですかと、先生に言われてから、夕方だけにしていた。

その夕方のお祈りをする時には、曇りの日であろうが、雨の日であろうが、毎日、壊れていたと思っていた灯篭は点灯する。

そして、それは毎日、続いていた。

一月二十七日がきて、私と千恵子の二人でマシュの合同慰霊祭に行き、マシュの骨を一個供養塔に納めると、残りの骨の入った骨壷は、袱紗に入れてもらい、家に持ち帰った。

そして散歩の好きだったマシュを思い出しながら、大きな骨を残し、ちいさな骨だけを砕いて、千恵子と二人で手分けして庭に散骨しました。

千恵子も私も、散骨すると、マシュを散歩させていた頃のことが思い出され、自然と涙が零れ落ち、散骨が終わった後、骨壷は玄関のマシュの祭壇のところに安置しました。

壊れていたと思っていた灯篭は、その後も数日間点灯していたが、徐々に光が弱くなってくる。