天国のマシュに会いたい

私は、なぜか突然に悲しみがこみ上げてきて、涙が止まらなくなり、嗚咽しながら食事をしたが、半分くらい食べたところで、もう欲しくは無くなって、食べていた物の片づけをすると、寝室に上がって泣いた。

なぜかマシュがかわいそうで、涙が止まらなかった。

翌日から千恵子はクロとミルを自分の職場へ連れて行った。

千恵子は職場で倉庫の事務をしていて、千恵子以外には、もう一人パートの女の人が居るだけである。

倉庫では以前にも、一年ほどで出て行ったらしいが、野良猫を飼っていたことがあり、二人しか居ないので、わりと自由にできるようだ。

その職場でクロとミルを飼うことにしたのだ。

理由は聞いていないが、たぶん私が二匹に辛く当たると思ったのだろう。

確かに
「うるさい」
とは言ったが、それ以上二匹に当たるわけなど無いのだが・・・

だが私は何も言わずに、千恵子のしたいように任せておいた。

ついに我が家には猫も居なくなり千恵子と二人だけになった。

私は新聞も読まずテレビも特に見たい番組も無い。

夜は八時を過ぎると寝室で横になる毎日が続いていた。