天国のマシュに会いたい

なぜか風呂を流してしまう。

マシュの面影を思い出しながら・・・

私は、時々、マシュのよく居た場所を求めて、家の中を見て回る。





もう見えることのない、マシュの姿を求めて・・・





出かけるときに玄関のドアを閉めようとすると、玄関でマシュが見送りをしてくれている気がして、思わず閉めるのを止めて、玄関を見る。

マシュが居る筈は無いが、見送っていてくれたいたマシュの面影を思い出しながら玄関のドアを、ゆっくり閉めて出かけていく。

帰ってきたときも同じである。

いつも玄関のドアを開けると、その向こうでマシュが

「えへ」
とした顔つきで

「おかえり」
とたたずんでいる気がする。

私の心は苦しみと悲しみに支配されたまま日々が流れていく。

十一月二十九日
私は診察の日なので、病院に向かい先生と話をした。

マシュの話が出ると、涙がぽろぽろと零れ落ちてきて、急いでハンカチを出して涙を拭きながら会話を続ける。

私は薬を飲み続けているが、全然、良くなった気がしない。