天国のマシュに会いたい

千恵子が撫でて終わると、葬儀社の人から説明があり

「二日以内に火葬して、三日後までには、骨を納骨堂に納めます」
と言った。

難病の拡張性心筋症になり、その中でも最悪の腸骨動脈塞栓症を発症して、凄まじい激痛のはしる病気で、安楽死さえ検討された。

その後、壊疽の進行により左足の半分を切り落とし、痛々しく肉が削げ、骨が見えても、その骨で歩き、結局は左足がだめになり、ほとんど麻酔のきかない状態で左足を切り落とし、その激痛にも耐え、私を慕ってくれ、やっと元気になった。

しかし、まだ右足先の状態から考えて、将来的には不安ではあったが、それでも三本足で、元気に歩けていたのに・・・

マシュは、ウサギの尻尾の先のようなオモチャが一番大好きで、私はそれに糸をつけて遊んでやっていたのであるが、マシュが見つからない時には、そのおもちゃを床に落として引っ張ると、音が聞こえるのであろう、どこに居ても、すぐに、すっ飛んできていた。

このオモチャさえあれば、マシュを見つけるのは簡単であった。

その一番好きだった、オモチャを、すぐに遊べるように前足の所に置いた。

あとは、その他の遊び道具と花で埋まっている。

私は車に乗せた、その箱に納まっているマシュを見つめていた。

涙が、止め処なく、落ちてくる。





「マシュ・・・マシュ・・・」