天国のマシュに会いたい

だいたい、いつも寝室から連れて降りてきたときには、そうするらしい。

そして食事を終えたマシュはトイレに入り尿と便を出した。

砂を掻きトイレから出たところでマシュは立ち止まる。

千恵子は、その時テレビを見ていたが、トイレから出て来たマシュの歩く時の
「カツ、カツ・・・」
という音がしないのでマシュを見ると、トイレを出たところで、うずくまるようにしていた。

何となく、おかしいなと感じた千恵子が
「マシュ、マシュ」
と呼んだが、いつもの尻尾を振る返事が無い。

そして身体中を、ぎゅうと縮めるように力を入れる動作を二回した後、動かなくなった。

千恵子がマシュのところに行って、マシュを撫でると息をしていない。

千恵子は急いで私を呼びに寝室へ来た。




「マシュが息をしてないで」



私が眠っている寝室に千恵子が飛び込んで来た。

私は瞬間的に目が覚め、覚めると同時に
「なにー」
と叫んでリビングへ走った。