天国のマシュに会いたい

最後に抱き上げるマシュである。

私はマシュを抱いて寝室に入るとベッドにマシュを降ろして横になった。

最初マシュは私の横で寝そべっていたので、私は撫でてやっていた。

「ゴロゴロ」
とマシュ特有の大きな喉の鳴る音がする。

私が最後に聞いた、喉を鳴らす音である。

そしてマシュは、いつものように、腕を
「チュパ、チュパ・・・」
と吸う。

私が最後に見た、マシュの、チュパ、チュパ、である。

その後マシュはベッドの上を移動して、千恵子の枕に頭を乗せて、身体を横たえて身体を舐め始めた。

私は手を伸ばして、マシュの顎のところを擦ってやる。

最後に触れるマシュであり、最後に見たマシュの生きている姿である。

私はいつもマシュと一緒に寝るときに、できれば七、八年、いや四、五年でもいい、生き延びてくれることを祈りながら寝ていた。

そうして私は、いつの間にか眠りについた。

その後の話は千恵子から聞いた話である。

午前零時過ぎに、マシュを連れに寝室へ来て、マシュを抱いてリビングへ降ろすと、マシュはすぐに水を飲み食事をしたそうだ。