そして千恵子が仕事に行き出したので、何もする事の無い私が今日から夕方になると食事の支度をする。
支度を始めてしばらくすると
「コツ、カツ、コツ、カツ・・・」
と音を出しながら、マシュがキッチンに近づいてくるのが分かる。
そしてカーテンドアの下からキッチンにもぐりこもうと、ごそごそしているが、後ろ足が不自由なので入って来れない。
急いで私はカーテンドアを開けるとマシュを抱き上げて、キッチンの中に入れた。
すると、ちょこんと座り、いつもの
「えへ」
という顔で私を見つめている。
しばらく居ると、リビングへ帰ろうとするので、私が抱いてソファの上へ連れて行き、やさしく降ろすのだった。
その後も私がキッチンで夕食の支度している時は、いつも同じであった。
私は非常に嬉しかったが、辛くもあった。
もう散歩をできる身体では無いのに・・・
自宅での治療を続けているが、左足は少しずつ悪化しているように思える。
出血したり止まったりを繰り返しているが、出血する回数や量が増えてきている気がする。
出血が始まると、私は、はらはら、どきどきしながら早く止まるのを願う。
支度を始めてしばらくすると
「コツ、カツ、コツ、カツ・・・」
と音を出しながら、マシュがキッチンに近づいてくるのが分かる。
そしてカーテンドアの下からキッチンにもぐりこもうと、ごそごそしているが、後ろ足が不自由なので入って来れない。
急いで私はカーテンドアを開けるとマシュを抱き上げて、キッチンの中に入れた。
すると、ちょこんと座り、いつもの
「えへ」
という顔で私を見つめている。
しばらく居ると、リビングへ帰ろうとするので、私が抱いてソファの上へ連れて行き、やさしく降ろすのだった。
その後も私がキッチンで夕食の支度している時は、いつも同じであった。
私は非常に嬉しかったが、辛くもあった。
もう散歩をできる身体では無いのに・・・
自宅での治療を続けているが、左足は少しずつ悪化しているように思える。
出血したり止まったりを繰り返しているが、出血する回数や量が増えてきている気がする。
出血が始まると、私は、はらはら、どきどきしながら早く止まるのを願う。

