天国のマシュに会いたい

本当に、よく耐えてくれているとマシュに感謝した。

どうにか順調に経過して、左足の壊疽の部分がミイラ化して取れてくれればよいのだが、私にはどうすることもできずに、ただ祈るのみであった。

その日もマシュは
「コツ、カツ、コツ、カツ・・・」
と音を出しながら歩いている。

実際に見ているほうが辛い。

私は、ただただ祈るしかなく、本当に苦しい毎日が続いていく。

翌日、私は精神科の診察日の予約されている日なので、朝のマシュの処置が済むと、私は病院に向かった。

精神科の先生は私を診察して、ほとんど症状が変わっていないのを確認すると、治療には長い時間が必要になるだろうから、次回からは四週間ごとに通うように告げられた。

今の現状で精神的に回復する訳が無い。

苦しさと、辛さと、後悔が、私を責めてくるのである。

ただでさえ病気になるまでのマシュのおかげで、私は精神的にどうにか持っていたのである。

そのマシュの今の姿を見ていると、精神的に耐え難い苦痛が襲ってくる。

もっと私を楽にしてくれる薬は無いのだろうか。