「里沙、ちょっと外の空気吸おう。」 「うん…」 里沙の肩を抱き、立ち上がらせる。 「あ、オッサンは休んでな。」 振り向きながら言うと、 「いや、でも…」 と、まごまごしていた。 「いいから。」 重ねるように言って、部屋の電気を消し、俺たちは外へ出た。