君と、世界の果てで



それだけで、胸がふわふわと暖かくなる。


頭が花畑って、俺や深音みたいなバカの事を言うんだな。


いいや、バカで。


少しでも、彼女が幸せなら。



気づけば屋上にいた他の社員が、ニヤニヤとこっちを見ている。


……俺、今どんな顔をしてたんだ?


クールな顔を作り直して、じゃあな、と電話を切って。


早足で屋上を後にした。



明日、会える。



絶対、成功させてやる。



全力で歌って。



終わったら、舞台から飛び降りて、抱きしめてやるからな。



暗くても、人がたくさんいても、絶対、見つける。



崇文と渚は吐くかもな。



なぁ、深音。



俺は、お前が生きたいと思えるように。



出来ることは、何でもするから。



離れていても、一緒に生きていこう。