君と、世界の果てで



「だけど……本人は、まだ全然絶望してないから。

こんなメール、送れるくらいの気力は残ってるから。

多分、大丈夫だ」


「翼さん……それって……」


「あぁ?」


「気力残ってんじゃなくて、復活したんだよ……」



崇文が、顔を上げた。


その目には、少し涙が浮かんでいる。



「俺が会った時、練習のCD……翼さんの“Dear you”聞いて……

あいつ、泣きながら、もう死んでもいいって、言ったんだ」


「…………」


「こんなふうに歌ってもらって、幸せだ、死んでもいいって。

もう会えないなら、死んでもいいって。

全然、生きる事に執着してなかったんだ」



そんな深音を想像して、苦しくなった時。


突然崇文は立ち上がり、俺に抱きついた。



「ぎゃあ!」


「ありがとう、翼さん!

翼さんの愛の力で、深音は復活したんだ!」


「……寒い事言うんじゃねぇ!!」


「いや、すげぇよ、翼」