深音から返事があったのは、次の日の昼間だった。
ライブまで、あと1週間。
スタジオが予約でいっぱいで取れなかったので、俺の家で練習をしていて。
飯にでも行くか、という時だった。
「……何じゃこりゃぁぁぁ!!」
「えっ!?な、何!?」
ケータイを見て声を上げた俺に、崇文がビビっている。
しょうがないだろ。
深音からの返信メールには、
『うれしいっ』
という5文字と、ハートマークで画面が埋め尽くされていたのだから。
呆然としていたら、渚の長い手に、ケータイをすっと取られてしまった。
「なんだお前、深音ちゃんとヨリ戻ったのか」
「テメっ、見るな!返せ!」
「マジ!?渚さん、パス!!」
「おらよっ!」
俺の頭を飛び越え、ケータイは崇文の手におさまってしまった。
「うわぁ、マジだ!!スゲェ!!
ラブラブピンクだ!!」
「返せって!!」



