「ユイはどこ!?」 爆破されたのはこのフロアらしく、ビルの外壁には大きな風穴が開いていた。 ごちゃごちゃといる組織の人間に紛れてユイを探すが、その姿を見付けることは出来なかった。 「この奥だ。そこに、ロンのオフィスがある」 エイジは手当たり次第敵を倒しながら進んでいく。 お願い。 ミサトは、嫌な予感を必死で胸の奥にしまいこむ。 どうか、間に合って欲しい。 それだけの想いで、一番奥の部屋のドアを開ける。