「君の心を読んだ。」 とんだことを言う、あーちゃんこと谷村旭。 「嘘だぁ。絶対嘘だぁっ。」 馬鹿にするあたし、佐々原美愛(みう)。 中3、2人とも3年1組。 今は体育の授業が終わり、教室の前でしゃべっていた。 そんなときにあーちゃんがこんなことを言ってきたのだ。 もちろん、心当たりは全く無いのであたしは嘘だと言う。