え?

何か言おうとしたよね?

「何て言おうとしたの?」

「なんでもない」

気になるけど・・・しつこいって嫌われたくない・・・。
もう聞かないことにしよう。


「家ついたよ」


「あ、うん。送ってくれてありがとう。また明日」


「おう。じゃな」



「ただいまー」

「・・・・・・」

「はぁー・・・」



つまんないな・・・。

そうだ!
秋に連絡しようかな♪


ケータイをとろうとした瞬間。



~♪*#♪~*~


あ・・・夏生だ。


「はい。もしもし」

『もしもし?』

「夏生どーしたの?急に連絡してきて・・・」

『いや、あの・・・最近どうだよ』

「どうって・・・あ!あのね、あたし彼氏ができたの!」

『はぁぁぁ!?彼氏!?どこのドイツ!』

「前に男友達って言った宮本翔だよ」

『ふぅ~ん。アイツね・・・』

「それがどーしたの?」

『あのさ、言わなきゃダメなやつだと思ってたけどホントかなり鈍感なのな』

「どういう意味よ!」

『だから、お前が好きなの。小さい時からな』

「えっ!?」

『やっぱり・・・』

「えっと・・・あの、ゴメン!」

『返事はやっ!』