私も男に礼をして急いで斎藤の後を追った。
店から出ると斎藤は屯所の方へゆっくり歩いていた。
歌「斎藤さん」
私が名前を呼ぶと斎藤は足を止めた。
あ、振り向きはしないのか。
そんなことを思いながら駆け寄る。
歌「斎藤さん。待っててくださいよ」
斎「……すまない」
斎藤は私が横に来たのをチラリと確認すると歩き始めた。
てか、刀ってどうやって腰にさすの!?
聞きたいけど道端で聞くべき?
でも、もって歩くのも変だしなー。
私が歩きながら刀の事を考えてると斎藤が急に足を止めた。
そして道の端に移動し始めた。
斎「……ずっと刀をもって歩くつもりか」
歌「えっ?……!出来れば教えて頂きたいです」
そう答えるとと斎藤は私から刀を奪い私の腰にさしてくれた。
斎「……こうする。次からは自分でするように……」
歌「はい!!斎藤さんありがとうございます♪」
私はいつもの笑顔でお礼を言った。
すると斎藤が一瞬寂しそうな顔をした気がした。
どこかおかしかったかな?
いつもの笑顔だったよね?
私は少し疑問に思いながら歩き始めた斎藤の後を追って屯所に帰った。


