歌「何故その様なことを聞くんです?」
私は男を見る。
いや、睨んだといった方がいいかもしれない。
男は私に睨まれて少しオドオドしていた。
男「あ、……はい!……申し上げにくいのですがその刀は妖刀と呼ばれておりまして……」
歌「……でどうされたのですか♪」
私は黒い微笑みを浮かべながら続きを促す。
男は怯えて少し汗をかいているようだ。
男「その妖刀は他の刀より重く、そして何かがいるかのように使いにくいそうなのです」
斎「……月夜。その刀と他の刀を持ち比べてみろ」
私は斎藤に言われたように近くにある刀と持ち比べてみる。
……。
重くない。
てか、軽いと思う。
私は斎藤を見る。
歌「……重くないです。むしろ軽いと思います」
男「えっ!?」
斎「……貸してみろ」
言われるがまま斎藤に渡す。
斎「……俺には重いと感じるがこれはどういうことだ」
歌「もしかしたら刀が私を選んだのかもしれませんね♪」
私がお代を出そうとすると男が首をふる。
男「その刀は処分しようと思っていたのでお代は結構です」
斎「……そういうわけにはいかない。少しだが貰っといてくれ」
そう言って男にお代を渡して斎藤は先に店を出た。


