あなたと見る月~新撰組~(編集中)

〈永倉side〉





月夜が屯所(ここ)に来て約一週間が経つ。


アイツは俺たちのことを警戒しているのがわかる。



俺たちが気配を消していても、アイツは俺たちの気配を感じ取っている。




アイツは…

月夜は多分わざと気配を消してねえ。


月夜が気配を消せば俺たちはそれを感じ取れるかはわかんねえ。


その点ではありがてえけど、甘く見られてるのは気に入らねえ。



そんなことを考えながら俺は庭に向かった。





庭に着いたら月夜が日課の朝稽古をしていた。


アイツは無表情で竹刀を振るっていた。


その表情は何かを押し殺してるかのように見える。





そんな表情を見ながら俺は声をかける。


すると、月夜はいつものように俺に注意をした。



そんな会話をしていると普通の仲間だと錯覚しちまいそうになる。


月夜と少し会話をして俺はその場を離れた。


アイツのことで頭がいっぱいになる。




なぁ、月夜…


お前は、味方なのか…


それとも……




これ以上は考えたらダメだよな。


俺は自分の考えを振り払うように広間に向かった。





          〈永倉side end〉