歌「……………………」
斎「……………………」
あの後、私は斎藤の部屋に連れて行かれて山崎は事情を説明して天井に消えた。
斎藤は多少驚きの表情をしていたがそれ以外の表情は分からなかった。
それからただ沈黙が流れている。
斎藤は机に向かったままこちらを見向きもしない。
歌「………………あの……」
斎「…………………………」
歌「…………斎藤さん?」
斎「……………………………」
おかしい…………
礼儀正しそうな斎藤なら返事をするはずだ。
変に思った私は机に向かって座っている斎藤の顔を覗いてみた。
斎「……………スー………スー……………」
寝てる…
そりゃ返事はしない訳だ。
仕方ないので近くにあった羽織をかけてあげた。
寝ている斎藤の後ろ姿をボーッと眺めている内に私も眠気に襲われた………


