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『………はぁぁ…』

診察の結果、特に異常の無い私…
いまだに消えてくれない幻覚…

『はぁぁ…』

もう本っ当になんなんだろうか?私は霊感なんて持ってないよ?その前に非化学的なこと信じてないよ?

そんなことを考えながら家路を急ぐ。なんだかんだで、もう夕方の5時半なのだ。
家に帰るまでは変な化け物に威かされたり、髪の長い女の人に助けを求められたりと、普段は30分もかからない道に一時間かけてしまった。

なんだ今日は。
とんでもない1日だ。