過去に切り裂いた傷は、
色素が薄くなっても
消えてはくれなくて

その痛みは未だに
残っているようで


優しさに触れるたび
記憶は蘇り

弱さに嘆くたび
強さがほどとおく感じる


幸せな未来を思い描くのが
こんなにも楽しくて
怖いことだなんて
知ってしまったのは
きっと君のせいなんだ

傷を作った君のせい



それで良いじゃないか





けど、解ってしまってる

理解したくても
出来ないことだってあるのに

解りたくないのに
解ってる


結局、思い出して
傷口抉っているのは
自分なんだよね