嘘つき
そう僕は嘘つきだから
信じないで
愛さないで
何よりもその優しさが怖いんだ
溺れて行くのが嫌なんだ


どれだけ求めたって
愛したって
終わりは必ず来きてしまって
「もう行かなくちゃ」
なんて何処かのお姫様のように
別れの時間が解れば良いのに

だから僕は嘘をつく
その言葉が本心だと
自分に言い聞かせるように
君に吐き捨てました

何故か心は痛まなかった
何も感じなくなってきた
それより早く逃れたくて
必死になって嘘ついた
もう僕の口は嘘まみれで
真っ黒になっていて

努力の甲斐あって
とうとう君は泣き出した
頬に伝う涙は綺麗でした
でも言い放った言葉は汚い
けど僕がずっと待っていた言葉
「最低ね」
ありがとう