ほんっと、なんなんだ 叫ぶ女は苦手だ。 いつも周りにいる女は俺をみて、かん高い声で叫ぶ。 毎日、毎日うんざりだ 俺は少々苛立ち、少し悪態をついてしまった すると女は申し訳なさそうに謝ってきた なんだかその反応が面白く感じて更に意地悪してみた 「ごめんじゃなくてさ、礼。分かる?れーい。」 「あっ、助けてもらってありがとうございます」 「ん。それでよし」 意外と素直な反応に思わず笑みがこぼれてしまった ――らしくねーな…。