ついこの前、もう離さないと約束したのに… 俺の頭に『死』という一文字が浮かんだ。 駄目だ!俺は奈乃華を信じなければ! 奈乃華はきっと助かる。 「大丈夫だよ」って微笑んでくれる。 とりあえず、病院へ行かねぇと! 俺は、不安を押し殺し、タクシーを捕まえて病院へ向かった。