あの時の約束

佳龍ありがとう>

「よお♪吉沢」
「松岡〜♪あれ小説買ったの?」
「まあな」
「あー私が書いた小説じゃん!!」
「えっ…そうなの?」
「うん」
「初めてだー。小説家の人に会ったの」
「…」
「変な事言った?」
「言って無いよ」
「じゃあなんで黙ったの?」
「なんとなく」
「またベストセラーになると良いなぁー」
「…そうだね」
「これがベストセラーだったら、小説家デビューだろ?」
「そうだよ〜」
「吉沢頑張れ」
「うん」
「未来の小説家さん」
「その言い方ダメ」
「えー」
「未来のなんて付けないで」
「…」
「黙るなぁー」
「わりぃあんまりに吉沢が可愛いから見とれてた〜♪」
「お世辞言わないでよ」
「言って無いよ!本当に可愛いて思ってるよ。可愛いて」
「そう言われと…照れる」
「照れてる吉沢も可愛い」
「可愛い可愛い言い過ぎ!」
「えー良いじゃん」
「ダメ〜♪あの人が嫉妬するし」
「あの人て誰?」
「秘密よ!」
「気になる〜♪」
「婚約者」
「えっ何?冗談?この年で婚約者?」
「冗談じゃあ無いよ!本当だもん!婚約者が居るのは」
「マジ…ちょっとショック」
「なんで?」
「吉沢の事気になってたから!」
「えっ今なんて言った?」
「俺吉沢の事好きかも!」
「えっ」
「でも失恋しちゃた〜」
「言い方面白い」
「幸せになれよ」
「うん。幸せになる」
「絶対だからなぁ」
「約束するよ。てか今は付き合って無いけど」
「えっそうなの?」
「うん。デビューするまで待ってるの」
「なんで?」
「約束やから」
「へー婚約者の夢は?」
「俳優だよ〜」
「おぉー有名人になろうとしてるのか〜」
「うん」
「二人供有名人か〜すごいなぁ〜」
「そうかな?」
「そうだよ〜」



「送って行くよ」
「ありがとう。松岡」
なんか凄い事聞いちゃた。松岡が私の事好きだなんて驚き!!
振られても明るく振る舞ってるなんて凄いなぁー。
私の前だから無理してるのかなぁー。
でも違うみたいだなぁ〜。
あの笑顔は……楽しい時に見せてくれる笑顔。

松岡は強いんだね。

「またなぁ」
「うんまたねぇ」
「そうそう…この頃不審者が出るらしいから…帰り気おつけろよ」