皆さんはこんな事考えた事ありませんか?
「お願いが一つ叶うならあの日に戻りたい!」
うちはあります。
後悔する自分に嘘付き続けた。好きな人への気持ちにも嘘付き続けた。
そしてその結果ずっと、ずっと泣いていた。苦しんでた。心がモヤモヤして居た。
どうしてあの日あ言わなかったのか?
うちは責める事しか出来なかった。
あ言って居たら、責めて居なかったら、うちには未来が待ってたと思う。
あの平成二十四年二千十二年の冬の出来事。
「おはよう佳龍」
「おはよう真衣」
「佳龍て好きな子居るの?」
なんとなく聞いた。
「居るよ」
「えっ誰」
「今は言われへん」
「えー教えて」
「誰も言わん?」
「うん」
「今言いにくいから後で言う」
「えっうん」
「人がたくさん居るから」
「えっうん」
「てか学校で二人で話したい」
「うちと?」
「うん!」
「何で?」
「…」
「おーい佳龍」
ピロロン
メールの着信音がなった。
携帯を見た。佳龍からだった。
うちはメールを見た。
<メールで言う。俺の好きな人は………真衣だよ!大好きだよ!真衣>
「えっ」
佳龍と目が合った。うちは真っ赤になった。ピロロン
又メールの着信音がなった。又佳龍からだった。
<俺と付き合ってください>
「えっ」
「メールの返事」そう呟いた。
うちは急いでメールの返事を返した。
<うちもずっとずっと大好きだよ>
佳龍にメール送った。見るなりこう言った。
「マジ?」
「うんマジ!」
見つめた!
こんな展開になるなんてありえるの?ずっとずっと伝えたかった事が伝えられた。
うちは嬉しさが止まらない。
ドキドキが止まらない。
「何してるの?」
「えっ何にも」
「赤くなってる」
「あ」
「真衣林檎見たいで可愛い!」
「佳龍からかうなぁー」
「ますます可愛いなー」
手を差し出した。うちはその手をとった。
佳龍の手て暖かいんだ。この温もり初めてだ。
同級生の男子の手を触るのも、温もりを感じたのも初めて。
うちは入学したての時同級生、先生が怖かった。
でも男子と仲良くしたかった。だけど怖い気持ちが勝っていた。
でもある友達が最初に名前を呼んでくれた!閉ざされた心に光が差し込んだ。
その人の名前は上野怜寺。