男の名前は日下部太一。


元M署の刑事です。


今は何をしているのかわかりません。


私は、殺人の罪で17年間服役していました。


信じるか信じないかは貴方次第ですが、それは冤罪でした。


日下部は、私が無実だとわかっていながら自分のためだけに私を殺人犯に仕立て上げたのです。


その事件はすでに世間からは忘れられ、真犯人は普通の生活を送っていることでしょう。


もちろん、真犯人に対する怒りもあります。


ですが、日下部に対する怒りに比べれば僅かなものに過ぎません。


命は取らずに日下部を絶望の淵に立たせてほしい。


死ねば後悔すら出来ないでしょうから。


そんなことはさせない。


依頼料は、200万円用意出来ます。


宜しくお願い致します』