着替えが終わるとランドセルを背負いドアを開け学校へ歩き出した。生暖かいような風が私の頬にあたる。普通は、皆と一緒に学校へ向かうのが私は、一人で進む。

『…………』

無言無表情で歩く。一人は詰まらない。乾いた唇は、カサカサになっていた。