「悲しそう」

「……アイツ誰だ。」

「えーっと桜夜 光那ちゃん」

三人は、光那の悲しい顔光の無い瞳をみて陸は、その感情を読み取ったように言う。それに気にする零は、名前をきくとリョウが答える。


「桜夜…光那。アイツがか。」

生徒会長なる前、零は叔父に「桜夜光那ちゃんって子がいる。その子は、小学生の時不登校を繰り返していた。その問題が…言葉のイジメだ。」


「言葉の…イジメ」

イジメを、知らない人は苦しみをしらない。

「そうだ。この中学ではイジメが無いように回りを見てくれ。そして---------」


「桜夜 光那の心の闇を消してくれっと叔父様から言われている。」


「言葉…イジメ?」

リョウは、はてなを浮かべながら零に聞く。

「だからだったんだね。」

周りが光那ちゃんをみるのを避けるのをその避ける人が多いのが小学校のとき同じだった人たちばかりだ。


「それは、本当か」

「うん。見てたからね。」


私が、強ければ…それはどんだけ思っただろう。どんだけ死にたいっと思ったらだろう。

弱い自分がきらい。

『弱い自分が……』


窓を開けてふいて来た風。その言葉は、風に消された。