「…氷里 零だ。生徒会長でも名は、生徒会長ではない。同じ歳だ。仲良くしよう。」
『嫌です。』
「何故だ」
『目立つからです。』
生徒会長って言葉だけで目立つのに。そうココロに思うが零は、よくわからないらしくハテナを浮かべていた。
「どういう意味だ?」
『いい加減ウザイ』
零の天然さにイラつき私は、本音をいってしまった。ハッとしたときはもう遅かった。やってしまった…ズーンと効果音が鳴り手を顔に抑える。
「…それが、お前の本音か。ふむ。面白い!!」
キラキラ輝いて一瞬かわいいと思ってしまった。子供みたいで。子供は、好きだ。無邪気で言いたいことを素直で言える。でも、生徒会長の言葉とその表情に驚きハァ?と声を出す。
「オレは、光那の本当の姿を見たい!!」
冷静沈着で美人の氷里 零 くん。君は、私の本当の姿を見れるの?
[ココロの闇]の本は、最初の氷の題名に変わった。