将来は、女子サッカー選手になりたい。それは、嘘。嘘じゃあないけど嘘。本当になりたい訳じゃあない。今じゃあ余り体力もない体でサッカーや運動が出来ない。走ることさえ。
でも、さっきのボールが跳んできたとき小学生の私が楽しくサッカーをしているのを思い出した。

『……………』

本能で蹴ったサッカーボールは、少年達の所へ跳んでいった。少年は、手を振って「ありがとう!!」と言った。私は、微笑み『次は、気おつけなよ!!』っと言う。本当の私は、みんなと笑い合う事を望んでいたのか?そんな事さえわからない。そうだ。そんな為に本屋に行こう。この前目に入った[ココロの闇]と本を買おう。

「あっ。」

『あっ。』

本屋に着き。本を探していると生徒会長に会った。やっぱり綺麗な顔で視線が会長に行く。

「桜夜っと言ったな。」

『…はい。桜夜 光那です。』

やっぱり生徒会長は、皆の名前から学校の様子までしっている訳だ。なら、私が不登校のこともしっているはずだ。

「…話をしたいんだが。いいか。」

『嫌です。』

即答には、訳がある。不登校事を聞かれる。それだけは、避けたい。それより、美人の生徒会長と関わるとあとが怖い。

「君に、拒否権はない。」

『それは、生徒会長が決めることではない。』

生徒会長だから、言うことを聞け。そんな、中学生活は、やだ。そして、早く本を買いたい。