閑話休題。


 皆様、ここまで読み進めてくださってありがとうございます。

閉鎖病棟の中の、もっとも制限の厳しいところに閉じ込められていた、私。
たった一週間なのに、密度が濃くて、こんなにもページを使いました。


 少しでも閉鎖病棟の雰囲気が伝わりましたでしょうか?



私が平静を保てたのは、このI沢おばあちゃま、Sおじいちゃん、N辻さん、そしてなにより、A本さんのおかげだと思っています。


 自由がない、そう、死ぬ自由も、おしゃれする自由も、なにもかも取り上げられる。

この怖さが通じたら、少しでも「死ぬの、やめよっかな」って思っていただけるのではないでしょうか?
 それとも不自由さの体験のために精神病院に入ってみるのも一興かもしれませんね。



それでは、一週間がたちまして、そのあとの出来事についてお話を始めたいと思います。


 この間、Iさんと私の実家の間で大戦争が起こっていたことも知らずに。
私は泣いてばかりで、自分ばかり辛いと思い込んでいました。



 2012・11・21 1:19
はなの