「あ。――そう、まだ、聞こえる」
「真輝ちゃん!」
熱い、熱い熱い熱い、熱い、だから、藤岡――私はアナタに逢いに行く。
アルと仁の横をすり抜け、私は一歩踏み出した。
なにもない、中空へ。
踏み締められる地面は、ない。
ここは高所。
背後で二人がなにかを叫んだ、気がした。
体が自由落下を始める。
(藤岡――ねぇ藤岡、アナタは――)
―― さあ、真輝 ――
(今、どこ?)
―― 約束を果たすよ。こっちへ ――
(わかったわ)
全身を風に任せた一瞬を経て、私はいつの間にか閉じていた目を、開いた。
「真輝ちゃん!」
熱い、熱い熱い熱い、熱い、だから、藤岡――私はアナタに逢いに行く。
アルと仁の横をすり抜け、私は一歩踏み出した。
なにもない、中空へ。
踏み締められる地面は、ない。
ここは高所。
背後で二人がなにかを叫んだ、気がした。
体が自由落下を始める。
(藤岡――ねぇ藤岡、アナタは――)
―― さあ、真輝 ――
(今、どこ?)
―― 約束を果たすよ。こっちへ ――
(わかったわ)
全身を風に任せた一瞬を経て、私はいつの間にか閉じていた目を、開いた。

