歩いているとたくさんの店があった。

「あっ!和也、私これやりたい!」

横に歩いていた瑠璃が急に僕の手を引いた。

『これは…、金魚すくい。』

そこは、金魚すくいの店だった。

「へい、らっしゃい。一回二百円だよ。」

瑠璃は、財布からお金を出しておじさんに渡した。

「まいどあり、じゃあ網ね。」

瑠璃は、網を受け取ると、

「よーし、がんばるぞー。」

と気合いを入れていた。