「そんな事より今楽しもうよ。」

瑠璃は、いきなり僕の手を握った。

『お、おい、いきなり握るなよ。』

僕は、慌てて手を解こうとした。

「だめだよ、離したら。」

そういうと瑠璃は笑顔で僕を見つめてきた。

『はあ…、わかったよ。じゃあそこらへんの店でも回るか。』

僕は、諦めて瑠璃と手を繋いだまま店を回る事にした。