部屋に戻った僕は、ベッドに仰向けに寝転がった。

(自分に素直にか…、でも、瑠璃は裕也と付き合っているんじゃないのか?)

僕は、夏休み前の出来事を思い出していた。

(なんで僕には言ってくれないんだろう?言ってくれれば僕は……。)

そこで、僕は考えが止まった。

(僕は……なんだろう?いいんだ、僕には関係ないんだ。)

そう思って目を閉じたけど胸の奥がもやもやしていた。