幼なじみ

『まったく真希は、何で変な事を言うのかな?』

帰り道僕は、ぶつぶつ言いながら歩いていた。

「そんなに嫌?」

『えっ?』

瑠璃が僕の独り言を聞いていたみたいで突然言ってきた。

「私と一緒に………ううん、何でもない。」

瑠璃は、そこまで言うと何も言わなくなった。

『あっ!ごめん先に帰っていいよ。ちょっと僕寄るところがあるから。』

大事な事を思い出した僕は、瑠璃にそういった。