「いいって事よ。それより、昨日の事だけどな。」

裕也は、そこで言葉を一旦止めた。
しかし、またすぐに話し出した。

「あのことは、もう俺からは話さないようにするからな。」

「よく考えればお前が決めた事だし、俺がとやかく口を出していい立場じゃないからな。」

黙っていると、裕也が自分の席に向かっていこうとした。

「あっ、だけどな。何かあった時は相談してくれよ。俺達は、親友なんだからな。」

裕也は、それだけ言うとそのまま行ってしまった。