僕は、またベッドへと倒れ込んだ。

(裕也にも嘘をついちゃったな。)

(でも、しょうがないよな。これが瑠璃のためになるんだから。)

ぼーっと天井を見ながら瑠璃の顔を思い出していた。

(本当にしょうがなかったんだよな。こうする事があいつにとって幸せなんだから。)

目から涙が溢れてきていた。

(さようなら……瑠璃。)

ゆっくりと僕は、目を閉じた